サーバーを「さくらの VPS」から「ファイアバード」に切り替え
これまでさくらインターネットの「さくらの VPS(2G)」を使ってきました。しかしあまり VPS のメリットを生かせませんでした。Linux OS を使う勉強にはなったのですが、最近ではウェブ用にしか使っていませんでした。そこで「もう VPS はいいや」と思い、普通の WEB 用のレンタルサーバーに切り替えようと考え、いろいろと情報を見てみました。
レンタルサーバーが意外と速い
取りあえず最初に候補に挙がったのは「さくらのレンタルサーバー(スタンダード)」です。さくらインターネットの「スタンダード」を越える性能のサーバーになると価格的に VPS とほぼ同じで、切り替える必要がありません。
お試し期間が2週間あるので「スタンダード」を試してみたところ、さくらの VPS よりもサイトが表示されるまでが早く快適です…。驚きでした。VPS は一応 Nginx でちょっとは調節をしてあったのですが…。普通のレンタルサーバーよりは VPS の方が性能が高いと思っていました。
「じゃあ、これでいいか」と思ったのですが問題が現れました。
さくらインターネットはドメイン設定が重複できない
私は「さくらの VPS」と「さくらのメールボックス」の両方を借りていて、WEB のアクセスは VPS へ、メールはメールボックスへと分けていました。この場合は問題がありませんでした。
しかし、「さくらのメールボックス」で使うように登録した「他社で取得した独自ドメイン」は、「さくらのレンタルサーバー」でも使いたいと思っても同時に登録できません。さくらインターネットでのドメイン設定は他の同社のレンタルサーバーで重複できません。さくらのレンタルサーバーではドメインのゾーン編集ができないので、「さくらの VPS」での時のようにアクセスを振り分けられません。
さくらインターネットのサポートへ連絡を取ってみたのですが、「ドメイン登録はセキュリティ上、重複できません。VPS を契約して頂くしかありません」という回答でした。少し分かりにくいと思うので一言説明しておくと、「ドメイン登録」という言葉は「ドメインの取得」ではなく、「独自ドメインをサーバーで使うこと」だと思っておけば OK です。
さくらインターネットは安心感があるのですが、以前レンタルサーバーを借りていたときに 503 エラーが頻出したことも思い出し、ここで他のレンタルサーバーを調べ出しました。
レンタルサーバーの性能比較
「レンタルサーバー」と検索すると広告で儲けようという感じが前面に出たサイトばかりヒットするのですが、こちらのサイトの性能比較は有り難い情報でした。数値が本当なのかは知りませんが、他のサイトよりはずば抜けて良い情報です。数値で速度が出ていて分かり易いです。
ここを眺めて、候補を絞りました。速度、転送量を考えると、「エックスサーバー」「ファイアバード」の2つが候補となりました。過去に問題があり、対応に信頼の置けないバリューサーバーなどは避けました。「ファイアバード」は「エックスサーバー」の関連企業のようで、少し安心感もあります。
「ファイアバード」に決定
「エックスサーバー」は良いサーバーなのだと思いますが、少々価格が高く、現状では「ファイアバード」で十分なように思えました。このサーバーで不満が出たら「エックスサーバー」に移ろうと思います。
それに「ファイアバード」は現在キャンペーンを行っており、初期費用が無料になり、3ヶ月分のレンタル代も無料です。丁度良い機会なのでここに決めました。
試してみたところ速度は問題ないので、ここで様子見をしてみます。