Adobe 製テキストエディター「Brackets」がほとんどカスタマイズせずに使えて便利。Atom よりも軽い
ここ最近、素晴らしいテキストエディターを目にする機会が多くなりました。Sublime Text、Atom は私もお気に入りです。
今回知ったのは Adobe の「Brackets」というエディター。私の感覚では Atom や Sublime Text とは違い、初期状態でもかなり使える状態のエディターという印象です。つまり、大抵の欲しい機能は初めから入っていて、色々と拡張機能を入れたりしてカスタマイズする必要がありません。楽です。
Brackets をインストールしたばかりの初期状態で、私が感じた良かったポイントを書いてみます。
背景色を変えてのハイライト
ハイライトが見やすいです。アンダーラインを付けるハイライトではなく、背景色を変えてくれているので分かりやすいです。アンダーラインが出ても私は見つけられません。
Atom や Sublime Text はアンダーラインでの強調です。Atom と Sublime Text は細い線で文字の囲い込みをするハイライト方法もあり、ハイライトがどこにあるのか分かりにくいです。背景色を変えてもらった方が見つけ易いです。
CSS へのジャンプが素早い
タグや ID、クラスを選択して「クイック編集」をすると、コード内でリンクされた CSS ファイルを探し出して、選択したタグやクラスなどのスタイル設定を部分的に開いてくれます。CSS の編集が素早く行えます。
カラーピッカーが使いやすい
CSS でも「クイック編集」が使えます。カラー部分で「クイック編集」をするとカラーピッカーを開いてくれます。ここはさすが Adobe で、使いやすいカラーピッカーです。
「クイック編集」できるのはカラーだけでなく、下のようなものもクイック編集で開けます。見やすいですね。
クイックドキュメントで説明を見られる
上の画像では "display" に対して「クイックドキュメント」を使った時のものです。こんな風にして、「このプロパティなんだっけ」「値は何をとれたっけ」と忘れたときにすぐに確認できます。
拡張機能の追加が簡単
欲しい拡張機能は検索して「インストール」を押すだけです。Atom もそうですが拡張機能の追加が本当に簡単になっています。
JSLint が入っている
JavaScript の構文チェックが最初から入っています。JavaScript のエラーチェックもできて便利です。JSLint ではなく、JSHint に変えることもできます。
Atom から乗り換え
Atom も素晴らしいエディターだと思いますが、起動や動作が少し遅いのが気になっていました。Atom の起動まではほんの数秒ですが、その数秒が重要で、ファイルを Atom で開くよりも Sublime Text で開いてしまっていました。あと Atom はどうも動作がもっさりとしているのも気になります。
Sublime Text は便利ですが設定やカスタマイズがちょっとごちゃごちゃしています。パッケージの追加もちょっと面倒で、目で見て分かりやすくはありません。そこはやはり Atom とこの Brackets の方が得意ですね。UI は重要です。
Brackets は Adobe 製ですが軽いです。私は拡張機能をたくさん入れてソフトをカスタマイズしまくるのが面倒なのと、拡張機能を入れると本体のアップデートで色々と問題が出たりしてあまり好きではなくて、その点 Brackets はインストール後すぐに使えるほどの、大抵の欲しい機能が初めから入っています。単語選択など、Sublime Text で便利だった機能はもちろん入っています。
Adobe へのソフト使用状況データの提出も、ポップアップでユーザーに分かりやすく説明して、レポートを提出するかどうかを選択させてくれます。Atom はこっそりと使用状況をレポートするパッケージが入っていて驚いたので、Brackets が良心的に見えます。
Atom から乗り換えてみます。同じような機能なら軽い方が良いです。