「ひらがな・カタカナしかないフォントなんて使えないよ」「フォントを組み合わせたい」と言う人は Illustrator の「合成フォント」を
フリーフォントなどに多いのですが、ひらがな・カタカナしか入っていないフォントがあります。私はこれまで平仮名しかないフォントをみて「平仮名しかないなら使えないな」と思っていました。
はい、そうです、「ひらがな・カタカナしかないフォントなんて使えないよ」と思っていたのは私でございます。
確かに無理矢理使うことはできます。ひらがな・カタカナしかないフォントを使いたい文字だけに指定すればいいです。他の漢字とかは別のフォントで、とやることはできます。フォントの組み合わせ。文字数が少なければこうした作業を一つ一つやればいいのですが、たくさんの文字でとなるとすごく面倒です。
最近 Adobe の Illustrator を使ってみて驚いたのですが、Illustrator には「合成フォント」という機能があるのです!
これを見つけたときは「もしや!」と思いました。そう、まさにフォントの組み合わせ・使い分けの時に使える機能です。すごいなー、Illustrator。
どんなことができるのか
「合成フォント」を使うとこんなことができます。
モリサワの「はせトッポ」はひらがな・カタカナしか入っていないので、漢字には使えません。漢字は画像の上の方にあるように「=」として表示される状態になってしまいます。
しかし「合成フォント」を使うと、ひらがな・カタカナは今まで通り「はせトッポ」を使い、漢字は「タカハンド」を使う、というような事ができます。画像の下の方の状態です。
「合成フォント」を使うといちいち「この文字はこのフォントで」「こっちはこれで」と指定する必要が無くて、一気に全部の文字に適用できるので楽です。
「合成フォント」を使うには
「合成フォント」を使うにはメニューの「書式」にある「合成フォント」を開きます。
これで使いたいフォントと細かな設定をするだけです。
楽ですね。設定が終わったら、自分で付けた合成フォントの名前をテキストのフォントとして選ぶだけです。
便利ですね、Illustrator。いじってみて驚くことばかりです。
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