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読書習慣を付けたい。…マンガも本だよね?…バナナはおやつだよね?

やる気がなくなって三日坊主になるのは当たり前。それにどう対処するのか。のうをだませ!『のうだま 1』

上大岡 トメ(著), 池谷 裕二(著)
幻冬舎 (2016/8/5)

以前から気になっていた『のうだま1』を買って読んでみました。文庫化されてお安くなっています。

この本はやる気を出すにはどうしたらいいかを解説した本です。何に対してもやる気が出れば最高ですよね。

まず始めに言っておくと、この本に興味がある人は早めに読んだ方が良いです。脳科学を知って、目標に向かって早くスタートを切れますから。

この本は半分以上がマンガで構成され、ものすごく読みやすいです。たぶんみんな数十分で読み終わります。

マンガで描かれている内容が後から文字になって重複している部分が多く、その部分はほぼじっくり読む必要はありません。この本をほぼマンガと捉えて貰って差し支えありません。

マンガで物事を説明するとなると、セリフの吹き出しに文字が多いだけの本もありますが、この本は非常に読みやすいです。そんなにたくさんの説明をしませんし。軽く読める本です。

三日坊主、マンネリ化は仕方がない

脳は刺激に慣れるために、その刺激に対して「順化(じゅんか)」が行われます。これを悪く言えば「飽きがくる」「マンネリ化」ということ。

脳の性質なので三日坊主になってしまうのは仕方がないようです。新しいことを始めてもその刺激になれてしまい、すぐに飽きてしまいます。

ですが「順化」は面倒なことに慣れて面倒でなくなるという作用もあるようです。これを利用して、毎日行いたいことを順化するのが目的なのです。うまくいけば習慣化され、うまくいかなければマンネリ化してしまう。

「三日坊主やマンネリ化はほぼ必ず訪れる」ということを知っておくと対策を立てられます。

本書のタイトル「のうだま」は、「脳をだます」を短くした言葉らしいです。では脳をだましてやる気を出すにはどうしたらいいか。重要なのは淡蒼球です。

重要なのは脳の「淡蒼球」

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やる気をどう出すのかについて興味がある人はいろいろと知っていると思いますが、この本で紹介されているもっとも重要なのは「淡蒼球」。私は聞いたことがありませんでした。

「目標を小さく段階的に設定せよ」などは有名な話だと思いますが、「淡蒼球」とは初めての出会い。

この「淡蒼球」をうまく刺激できさえすればやる気が出るようです。問題なのは淡蒼球は自分で意識的に活動させることが出来ないこと

そのため、淡蒼球をうまく刺激することがやる気を出したいときの目的となります。

淡蒼球を刺激するための4つのポイント

一番重要な所をこれから書こうと思いますが、これを書くと本の内容を全部書いてしまいそうなので怖いです。

「淡蒼球」自体は意識的に動かせないので、その周りの部分を動かせば連動して動いてくれるようです。

本の中では「BERI」の4つがいいよと教えてくれています。Body、Experience、Reward、Ideomotor。この頭文字が「BERI」。果たして頭文字を取る必要があったのでしょうか、疑問ではあります。いや…覚えやすいよね。四文字なら。

体を動かすこと、いつもと違うことをすること、ご褒美を与えること、なりきること。この4つをうまく活用することで淡蒼球が刺激されてくれます。

これをいかに日常にうまく組み込むかが次なる課題となります。これは自己流でよく、自分がやりやすいようにやったり、本書で書かれている例をやってみたりすれば良いでしょう。

例えば日常で必ず行うルーティーンの中に、英語の勉強なら iPod で英語を聞いてみるとかが紹介されています。電車での移動の時間を使ってみるとか。そうするとやりやすいようです。

本の後半はそういう実践方法が紹介されています。

自分が苦に思っていることを苦にならない人には勝てないが、近づける

ちょっとやる気を出す方法とは離れますが、みんなが苦に思っていることを苦に思わない人には一般的には勝てないです。

例えば何かの鍛錬を苦に思いながらなんとかやっている人と、その鍛錬が面白いと思っている人だと歴然とした差が出てしまいます。下手でも絵を勉強したり描くのが楽しい人は、頑張って絵の勉強をしている人を簡単に超えるでしょう。「好きこそものの上手なれ」ですね。

ですが、本書の方法を用いると、苦を感じる人でもうまくいけばその苦を感じない人に近づけそうです。やる気をうまく出せるわけですから。

苦を感じない人は天才ですね。苦を感じている時点でその天才にはなれないかもしれませんが、「のうだま」すれば近づけはします。

それでも十分ではないでしょうか。

本を読むのを習慣化したい

以前から私は本を読むのを習慣化したいわけです。ですが本を読むことと、やる気を出すための1つの手段である体を使うことがちょっと相性が悪いです。

でもそういえばルームランナーで走りながら本を読んだときはなかなかうまくいきました。

読むには読めるのですが、走るのが大変で本の内容が入ってこないんですけどね…

取りあえず本を読むのが面倒でないような状態を作り出せれば良さそうです。後は報酬の設定ですね。

こんな感じでみなさんもやる気を出してみて下さい。

上大岡 トメ(著), 池谷 裕二(著)
幻冬舎 (2016/8/5)