MatebookのペンはBamboo Smartで十分だった。タブレットでペンを使うときにしておいた方がいい設定
Matebook を買って気に入ったのでペンも買ってみようと Matepen を買おうとしたのですが、どこも売り切れです。日本ではあまり数が無い様子。
そこで Matebook でも使えるらしい Wacom の Bamboo Smart というデジタイザとかスタイラスとか呼ぶものを買ってみました。色々なタブレットで使える互換性の高いペンのようです。
Wacom Bamboo Smart for select tablets and 2-in-1 convertible devices CS320AK
届いたので早速使ってみました。
外観
換えのペン先があるのが良いですね。ハードタイプとソフトタイプの2種類が1つずつ入っています。ペンに最初から付いているのはハードタイプのペン先。
このペンにはキャップが付いているのですが、キャップをペン先の方へ取り付けたところの写真が公式サイトにも無いので撮っておきました。
こうやってペン先を保護できるのは良いですね。
ペンはちょっと重いです。19g とのことで、私の感覚ではシャープペン2本分ぐらいです。
書いてみる
ペンを使うのには何の設定も要らないです。
↓ 上を保存した画像ファイルの縮小
全然問題ありません。滑らか。Matepen 要りませんね。高いし。
Matebook で Bomboo Smart を使った人のレビューコメントを読んだら、線が途切れることがあるとあったので心配していましたが全く途切れません。
上では Windows Ink という Windows 10 Anniversary Update で追加されたソフトを使って文字を書きましたが、このソフトは調子良いです。線が1筆ずつ保存されるようで、文字を消すときに一筆ずつ消せて楽です。
ペン先を変えてみたところ、ハードタイプの方が固いプラスチックっぽく、ソフトタイプが油性ペンっぽい感じ。今のところソフトタイプを使っています。
Wacom の製品はペン先だけをお店で買えて良いですね。
筆圧感知は私が下手なのか、強中弱の三段階ぐらいしか使い分けられません…。
筆圧とか傾きとかにこだわるならもっと高性能な製品を買わないといけないような気もします。
しておいた方がいい設定
線が途切れるという人はもしかしたら Windows の方の設定を弄っていなかったのかもしれません。
Windows の設定の中に、「ペンと Windows Ink」があります。
その中で、「ペン使用中はタッチ入力を無視」という項目があり、これが私の Matebook ではデフォルトでオフになっていました。
通常はペンを使うときにはタブレットの上に手を乗せてしまいますから、乗せた手が反応しないように上の設定をしておいた方がいいです。線が途切れるのはこれをしておけば防げるかもしれません。
ただ注意しないといけないのは、私も最初誤解していましたが、上の設定は「ペンでタッチしている最中に手が触れた場合のみ、手や指のタッチ入力を無視する」という意味です。
この設定をオンにしても指や手は反応します。反応しないのはペンを使っている最中のタッチのみ。
手を浮かしながら線を書くのは非常に難しいため、絵描きさんたちは下のようなグローブをはめているようです。
Parblo PR-01 2本の指グローブ グラフィックスモニター/タブレット/ライトボックス/トレースライトパッドに対応 左利きと右利きも使用できるーブラック
これを使って手の小指側がタブレットなどに反応しないようにしているようです。
実際の所、ペンを使うときは手を先にタブレットについて手を安定させますから、手が最初に反応してしまいます。
こういうグローブをはめた方が快適なペン生活を送れそうです。
ペンをもっと細かく設定する
このペンは新しいドライバと設定ソフトがあって、特に何もしなくてもペンは使えるのですが、新しいドライバにしておいた方が何かと良いかもしれません。
ドライバと一緒に設定ソフトも付いてきて、ボタンのカスタマイズ、ペン先の感度、認識されるペン先の位置などを調整できます。
ペンを使うときの姿勢でペン先の位置がずれていると感じることはよくありますし、普段タブレットを使うときの姿勢に合わせてペン先の位置を変えておくと良いです。
また、Photoshop や Painter でペンの筆圧が認識されない場合もドライバを入れると認識されるようになります。
絵を描きたい人はドライバのインストールが必須ですね。
ドライバのダウンロードはこちらからどうぞ。
ペンのキャップを便利に使う方法
ペンは便利
Windows タブレットでは左クリックと指でのスクロールという動作のどちらを優先されるのか、OS 側も判断が難しく、ユーザー側の思った通りの動作がなかなかできません。
私が特に困ったのは「左クリックを押しながらドラッグ」という動作が指では難しいこと。指でどうやったらいいのか分かりません…。
そんなときにペンがあるとすごく楽です。ペンでのタッチは指とは違い、確実に左クリックになりますから。
あと Windows は UI が小さいこともあり、ペンの方が小さな所をタッチするのに都合が良いです。
Matebook は Full HD 以上の解像度ですし、それを12インチのディスプレイに収めようとしているのですからどうしても色々と小さくなってしまいます。
Windows タブレットではやはりペンがあった方が便利です。
指でタッチしていると、タッチしているところが指で見えなくなってしまう問題もありますしね。
文字を書いてテキストの入力もできます。
全体的にペンの価格がちょっと高いのが気になりますが、Bamboo Smart は高い中でも良心的な価格設定です。
Wacom Bamboo Smart for select tablets and 2-in-1 convertible devices CS320AK