フルサイズの方が APS-C よりもボケるのか、の分かりやすい解説
一眼レフを買うときにちょっと調べると、「センサーサイズはフルサイズの方が APS-C よりもボケる」という言葉に出会います。このことが基本的には正しいという扱われ方をしています。
私も、そうなのか、確かにセンサーサイズが大きい方が被写界深度が浅いしな、と勝手に理解していました。
しかし本当なのでしょうか。この問題について分かりやすい解説をしてくれているサイトがありました。ちゃんと同じ写真を撮って比較してくれているので納得できます。
上のサイトの内容を短く説明します。
フルサイズのものと同じレンズを APS-C カメラで使う場合、レンズが映すイメージサークルをカメラの撮像素子によって切り取るサイズだけが違います。
つまり、切り取るサイズだけが違うので、ボケは同じなんですよ、ということです。だから、「フルサイズの方が APS-C よりもボケる」は間違っている。
しかしながら、APS-C でフルサイズと同じ画角の写真(切り取った後の写真が同じになる写真)を撮ろうとすると、APS-C ではより引いた写真を撮ることになり、この場合はボケの量が減る。
この場合の写真が下のもの。
ですから、結局のところ、「同じ画角で撮影する場合、フルサイズの方が APS-C よりもボケる」のです。
こうやって覚えておけばいいですね。大変勉強になりました。
このことを理解できた後、やっぱりフルサイズの方が良さそうだな、と感じます。APS-C でもフルサイズと同じ画角で撮影したいですから。