この前届いた MateBook に Android エミュレーターをインストールしてみます。
今回インストールしてみたのは「Nox App Player」というソフト。
他にも Android エミュレーターはいくつかありますが、今はこのソフトが評判が良いようです。
最初から Google Play ストアがインストールされているのが楽だということと、PC とのファイルのやりとりが楽だということとでこれを選んでみました。
操作方法
インストールして起動すると操作説明が表示されます。
PC 上のファイルを渡す場合はエミュレーターのウィンドウにドラッグ & ドロップすれば良いようです。
起動画面。特に問題なく Android のホーム画面を表示できています。
最初、操作方法に戸惑いますが、設定画面を見るとショートカットキーが表示されますし、操作説明にあったように右下にある3つのボタンで戻る・ホーム・アプリケーションの切り替えができます。
アプリケーションのインストール方法の選択肢
今回は Windows からは使えない「Smart News」をインストールしたいと思います。
Google Play ストアからインストールする方法もありますが、Google Play ストアからインストールするには Google アカウントにログインしなくてはなりません。
この Android エミュレーターがどのくらい信頼できるものか測りかねたため、Google アカウントへはログインを避けます。
ではどうやってアプリをインストールするのかというと、apk を拾ってくれば良いのです。
Google で「インストールしたいアプリ名 apk」と検索すると色々なサイトが apk をバックアップして公開してくれていて、簡単にダウンロードできます。
ただ注意が必要なのは、この apk が安全かどうか。そのあたりはもう自己判断しかありません。
私は一応二つのサイトから apk ダウンロードし、その2つが同じファイルなのかをチェックしてみましたが、この方法では2つとも危ないファイルの可能性もあり、確実な方法ではありません。
あとは自分の他の Android 端末から Google Play ストアでアプリをダウンロードして、そのキャッシュファイルを貰ってくる方法もありますが、面倒なのでパス。
Android エミュレーターには個人情報が入っていないので、まぁ危なくても大丈夫かと判断して拾った apk をインストールしてみました。
apk のインストール方法
ダウンロードした apk をエミュレーターの画面にドラッグ & ドロップすれば良いのですが、Root 権限を ON にしていないとエラーメッセージが出ます。
最初に Root 権限を ON にしておきましょう。
設定画面を出すにはエミュレーターのウィンドウの右上の歯車マークを押します。ここにある ROOT を ON にしてエミュレーターを再起動。
APK を投げ入れます。
そうすると「APKファイルを開く」というボタンが青く表示されて導いてくれます。これを押します。
すると裏で apk ファイルが PC と共有されるフォルダへコピーされ、エミュレーターにあらかじめインストールされている「ESエクスプローラー」が開き、ファイルの位置が表示されます。
apk を押して、インストールします。
もう後は普通の Android での操作と同じです。
インストールした Smart News を起動してみると全然問題なく使えます。
あとは文字が見やすいようにエミュレーターの設定から画面サイズや DPI を変えて目的達成です。
Windows から Android のアプリを起動し、無事に使えました。
こうやって Windows から Android のアプリが使えるなら、もう Android タブレットが必要ありませんね。
ゲームとかをやる場合はどうか分かりませんが、動作が軽いアプリならエミュレーターで問題なく使えると思います。
ホーム画面の広告がうるさい
このエミュレーターのホーム画面は広告が多いです。まぁ無料で公開されているソフトですから、広告でお金をまかなっているのでしょう。
ですがちょっとやり方が気持ち悪い。広告だとすぐには分からないようになっています。
上の赤枠のところが広告です。アプリケーションがインストールしてあるかのように表示されています。押すと広告と分かり、ブラウザが開くようになっています。
ちょっと広告がうるさいので、消してみようとするのですが消せません。消すと復活します。
そこでホーム画面のアプリを切り替えてみました。最初は Nox Launcher が使われているのですが、Nova Launcher にしてみました。
スッキリ!
でもふとしたときに Nox Launcher に戻ってしまいます。
あまり色々と試していませんが、エミュレーターの設定からROOT権限を OFF にすると Launcher が自動的に切り替わらなくなりました。
ファイヤーウォールを設定する人へ
エミュレーターが作られているのが中国ということで、ファイヤーウォールを使って安心できる通信のみにしたい人もいるかもしれません。
今のところ、noxvmhandle.exe がエミュレートされた Android のインターネットへの通信を仲介しているようで、他のファイル(nox.exe など)は全部拒否でも Android は通信できます。
noxvmhandle.exe に対してのルール設定をどうぞ。