Oculus Rift が安くなってるけど、買うのをやめたワケ
現在 Oculus Rift がサマーセールで50000円で買えます。発売当初の半額です。
Oculus Rift | Oculus
うわ、これは安い…! PCモニタ買うよりも良いかも!
と思って色々と VR のことを調べました。
Oculus Rift は以前から知ってはいたのですが、高かったので買おうとは全く思いませんでした。
実際に買うとなるとやはり必要なPCのスペックをより正確に見てみたりしなくてはなりません。
一応 Oculus Rift のサイトに簡易チェックソフトがありますが、大して細かくチェックしているわけではありませんでした。私のグラフィックスカードは GTX960 で、ギリギリ大丈夫というライン。一応チェックソフトでも大丈夫とは出たのですが。
まぁ重いゲームをしなければ大丈夫でしょう。
画質が問題
VR で楽しみたいのはやはり綺麗な映像。最近はVRでのエロ動画をちょこちょこ見かけるようになったので、男としては是非見てみたい…!
映画も目の前の巨大スクリーンで見られるなら面白そうです。
実際にどのくらいの画質で見られるのかを調べてみると、ほとんど情報がありません。
VR登場してあまり時間が経っておらず、みんなまだ画質まで気にはしていないようで、VRの開発者の方のブログなどで少しだけ情報があるくらいです。
YouTube にもほんの少し情報がありました。下の動画は Oculus DK2 という開発者向けのデバイスでの映像です。消費者向けの Oculus Rift は今は DK2 を改良した CV1 というバージョンです。
Oculus DK2 Resolution View From the Lens: 1920x1080 Demo Scene
こうした情報を集めてみると、今のところ実際に装着して見える映像は昔のアナログテレビぐらいの感覚の映像のようです。
Oculus Rift は片目で見る映像が 1080×1200 という解像度の映像です。ヘッドマウントディスプレイを取り付けると、目の前に液晶パネルがあります。
つまりこの時液晶パネルの細かさが画質にかなり影響してくるようで、できるだけ密度の高い液晶パネルではないと粒状感が目立ってしまうようです。片目が4Kは欲しいらしいです。
Oculus Rift や HTC Vive では粒状感はないようなのですが、ちょっとぼやけているような映像に見えます。
私はパソコン用のモニタもいつかはこういうヘッドマウントディスプレイになると考えていて、PCモニタは設置が大変なので Oculus Rift で済むなら部屋が広くなるなと期待していました。
4Kのモニタが徐々に増えてきましたが、PCモニタとしては34インチは欲しいでしょう。それ以下のサイズになると、4Kで表示される小さな文字を拡大しなくてはならなくなってしまい、結局解像度が低いもので十分だった、となる可能性があります。
その34インチ以上となると置き場所をしっかり決めなくてはならないサイズです。
4Kモニタの代わりにこうしたVR機器を買おうと思いましたが、仮想デスクトップとして使うには画質がどうやら十分ではないようです。
登場したばかりのVRはまだ未成熟
エロいものにはみんな惜しみもなくお金を出すわけですが、まだそのエロ動画を楽しめる画質ではないようです。
臨場感はかなり良いようでそこは興味があるのですが、ゲームではそこそこの画質で良くても、エロ方面では十分な満足感を得るにはもう少し待った方がいいかなと感じました。
そろそろ新しいVR機器が出てくる気がします。VR元年が終わり、もう少し精錬されたデバイスが登場しそうです。
それまではスマートフォンでVRを楽しむ方が手軽そう。Oculus Rift も HTC Vive も接続しなくてはならない機器が多く、楽しむまでが結構大変なようです。手軽さも今後の課題になるかと思います。
手軽さなら PlayStation VR もなかなか良さそうですが、これは PS4 専用のものなのでメイン用途はゲームですから、パソコンで云々という話ではなくなってしまいます。
VRに興味はあるのですが、もう少し待った方が良さそうですかね。パソコンの性能もまだ追いついていないような感じもありますし。