「無限回廊」のサウンドトラックに一耳惚れ
ゲームミュージック好きなので、Amazon で行われているゲームのサウンドトラックセールでいくつかサウンドトラックを買ってみました。プレイしたことがないゲームのサウンドトラックもありますが、少しだけ許されている試聴を頼りに購入。
その中で特に良かったのは「無限回廊」のサウンドトラック。これは買って良かったと思えました。その他にも買ったサウンドトラックの感想を少し書いておきます。
「無限回廊」
- アーティスト: Sony Computer Entertainment Inc.
- 出版社/メーカー: noisycroak RECORDS
- 発売日: 2014/02/26
- メディア: MP3 ダウンロード
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ゲームは全然知りません。ゲームタイトルすら聞いたことがありませんでした。このサウンドトラックはドラムやパーカッションがなく、落ち着いて聴けます。弦の音を追っていくのが楽しい。メロディも綺麗。穏やかな朝に合いそうです。
「無限回廊」と「無限回廊 光と影の箱」では「光と影の箱」の方が良かったです。「無限回廊」の方がよりクラシカルで、明るいとも暗いとも取れないような奇妙さと室内楽的な厳格さが含まれています。曲は弦楽四重奏らしい。それも良いですが、気軽に聞くには「光と影の箱」が良さそうです。
でもどちらも私好みの曲でした。まさにセレンディピティ。出会えて良かった…。この二つのサウンドトラックは何度も聴けます。
「無限回廊」のサウンドトラックは、他のゲームのサウンドトラックのようにうるさい曲と静かな曲が同時に入っていないので統一感があります。何かしているときの BGM としても良く、うるさい曲を飛ばす手間がないのも嬉しいところ。
「ICO~霧の中の旋律~」
- アーティスト: Sony Computer Entertainment Inc.
- 出版社/メーカー: Aniplex Inc.
- 発売日: 2014/02/26
- メディア: MP3 ダウンロード
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このゲームのサウンドトラックは既に持っているのですが、クラウドに曲を置いておける便利さとセールの安さで購入。やはり良いサウンドトラックです。ゲームはほとんどプレイしていないのですが。
全部の曲が良いとは思いませんが、不思議な空間に誘ってくれる曲があり、お気に入りです。8曲目の「heal」、16曲目の「ICO -You were there-」。この2曲のためにこのサウンドトラックを買ったと言っても過言ではありません。
「ICO -You were there-」はウィスパー系の曲です。こういった感じの曲を探しているのですが、なかなか見つかりません。私が見つけたのはアニメ版の鋼の錬金術師のサウンドトラックにある32曲目「БРАТЬЯ (ブラーチヤ) 」。
TVアニメーション 鋼の錬金術師 オリジナル・サウンドトラック 1
- アーティスト: TVサントラ,北出菜奈,ポルノグラフィティ,大島ミチル
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2004/03/24
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 3回
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TVアニメーション 鋼の錬金術師 オリジナル・サウンドトラック 1 こういった曲はなかなか見つかりません。こんな感じの曲を知っていたら教えてください。
「rain」
- アーティスト: Sony Computer Entertainment Inc.
- 出版社/メーカー: ワンミュージックレコード
- 発売日: 2014/02/26
- メディア: MP3 ダウンロード
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ゲームは全く知りませんが、タイトルからも分かるように雨がテーマなのでしょう。暗めの曲が多いです。このサウンドトラックにいくつか入っているピアノメインの曲は綺麗です。「朝を待つ」から、最後の「夜明け」は雨が止んで晴れたかのような爽快感があります。
「俺の屍を越えてゆけ2」
私は「俺の屍を越えてゆけ」というゲームが好きなので、そのサウンドトラックと、プレイしてみたいけどプレイしていない「俺の屍を越えてゆけ2」のサウンドトラックとを買いました。
「俺の屍を越えてゆけ」の「花」は隠れた名曲でしょう。この曲を聴くためにサウンドトラックを買っています。
しかし「俺の屍を越えてゆけ2」のサウンドトラックは私としては退屈な出来でした。特に Disc 1 はひどく、ほとんどのトラックに渡って同じフレーズ(モチーフ)が何度も出てくるため、聴いていて飽きます。また、曲中で同じパターンを何度も何度も繰り返すのにも飽きてしまいました。
作曲家は樹原孝之介で、前作の音楽担当、樹原涼子の息子らしい。うーん。Amazon でのレビューでは絶賛されているのですが、レビューにある「音楽理論に裏打ちされた丁寧な作曲」という評価は私にはどうしてもできません。
樹原孝之介さんはダンスミュージックに影響されているのではないでしょうか。サウンドトラックにはドラムの繰り返しパターンを土台にして、徐々に重ねていく感じの曲が多いです。つまり悪く言ってしまえば Loops 集を使って切り貼りしたかのような曲が多い。同じドラムパターン上にある同じアルペジオを何度聞いても飽きない人には良さそうですが…。
おわり
今回は「無限回廊」と「無限回廊 光と影の箱」のサウンドトラックに出会えて良かったです。こういう上質なサウンドトラックが他にもあるのでしょうが、見つける手段がありません。何か良い方法はないものでしょうか。
なお、Amazon でのゲームのサウンドトラックのセールは 12/9 までです。何か欲しいものがあればお早めにどうぞ。