大手電力会社から新電力会社へ切り替えると電気料金が5%以上安くなる。契約切替について知っておいた方が良いこと
これまで電力自由化になったことは知っていたものの、面倒だから電力会社を切り替えようとは思いませんでした。
ですが調べてみると、電力会社を切り替えると確実に5%以上電気代が安くなると分かりました。
電力会社を切り替えても送配電はこれまでの送電会社が行うので、電力供給が不安定になるなどの心配はありません。
私も切り替えてみようと色々と比較して申し込んだので、ちょっと検討してみようかなと思っている人に役に立ちそうな情報を書いておきます。
カテエネに入ると年間840円ポイントが貰えるが…
知らぬ間に家の電力メーターがスマートメーターに切り替わりました。(後日スマートメーターに切り替えたよ!という通知が来たのですが、本当はまずそうな順序ですね…。)
その時にカテエネの広告もポストに入っていて、その際にカテエネに入るとポイントが貰えてそれを電気料金の支払いに使えるとあったのでカテエネに登録しました。
カテエネに登録すると、中部電力と契約して10A~30Aの電気を使っている場合、年間840円安くなるようです。しかし下の注意点があります。
カテエネのポイントプランは2年間契約
カテエネで貰ったポイントを電気代に充てたい場合、「ポイントプラン」に加入しなければなりません。
電力の契約を切り替えることになるわけです。小さい字で書かれているのですが、この「ポイントプラン」は2年間契約になります。
これはもっと大きく書いておかねばならない情報だと思います。契約解除の違約金・解約手数料などは固定ではないようで実際にいくらになるか分かりません。非常に不親切です。
長い契約期間のものは避けたいです。
ちょっと怖いので「ポイントプラン」への加入を踏みとどまりました。
この時、「電力会社を変えるとどうなるんだろう…?」という疑問が湧きました。
「今後も中部電力をよろしくお願いします」
この前、中部電力にちょっとしたことで電話して確認したとき、「今後も中部電力をよろしくお願いします」と最後にお願いされました。
普通だとお願いされたら「私は今後も FF14 を続けるよ!」…じゃない、「中部電力を使い続けるよ」と思う人が多いかと思いますが、私はむしろ「あれ、そんな状況なの?」と思ってしまいました。私には逆効果の言葉です。
テレビではカテエネのCMをよく見かけますが、電力自由化で少し押されているのかもしれません。
ということで、他の電力会社も勢力が増しているのかもしれないのでチェックしてみましょう。
電力会社を切り替える時に知っておくこと
- 契約する電力会社を切り替えても送配電の会社は変わらないため、これまでとほぼ変わらない電力の安定性となる
- スマートメーターが必須。スマートメーターでない場合は工事費無料で替えてくれる
- 多くの新電力会社では容量が30A以上でないと契約できない
- 基本的には電気を多く使う人の方が新電力会社では料金が安くなる
- 住んでいる地域の電力会社によって電気の単価が結構違うため、新電力会社に切り替えるといくら安くなるのかが地域で違う。狙っている電力会社のサイトで料金のシミュレーションをすべし
- 基本的に「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は安くならない。「燃料費調整額」は地域によって違う。これらの料金はこちらのサイトがわかりやすい → 燃料費調整単価の推移|新電力ネット
- 契約期間、最低利用期間は絶対に見ておくこと。契約解除の違約金がないものが望ましい。電力会社を切り替えて逆に高くなってしまった場合にすぐに他へ切り替えられる
いざ、電気代比較
どんな新電力会社があるのかを調べると共に、電気代を比較するのは「エネチェンジ」や「価格.com - 電気料金比較」が良さげです。ここにしかないキャンペーンもありますので見比べてみましょう。
エネチェンジはサイトが作り込まれていますね。電力会社切り替えのよくある疑問についても書かれていて分かりやすいです。
注意点としては、比較サイトでは電気料金シミュレーションの計算が正確ではありません。
良さそうな電力会社を見つけたら公式サイトをチェックして、そこで電気料金のシミュレーションをした方が安全です。
良さそうな電力会社
私が調べたときに良さそうだった新電力会社を書いておきます。中部電力との比較となってしまい、特に関西では利用できる新電力会社が違うため参考にならないかもしれません。
中部電力のままにするのは?
中部電力はカテエネに登録しても年間840ポイント分しか安くなりませんが、大手なので何かと安心感があります。カテエネのサイトもしっかり作られています。
カテエネに登録して、検針の通知をWEB通知にすると300ポイント貰えます。
しかし、毎月貰えるポイントはカテエネのサイトをチェックし、レポートなどを見なくてはなりません。
面倒臭がりの人はポイントを貯めるのは無理です。つまり年間840ポイントは獲得できない可能性が高いです。
電気料金を安くしたい場合は他の電力会社に切り替えた方が良いです。安心感を優先する場合はそのまま中部電力で。
ポイントを電気代の支払いに充てられる「ポイントプラン」に加入しなくても、ポイントは他のサービスのポイントに交換できます。
Echange H.I.S.
旅行会社としても知られる H.I.S. はその地域の大手電力会社の電気料金から一律 5% 値引きしてくれます。つまり確実に電気料金が5%安くなるわけです。
カテエネのようにポイント分で安くなるという面倒な手順がなく、分かりやすい。
迷ったらここが良さそうです。契約期間は1年で、解約違約金が2000円+税です。
Looopでんき (るーぷでんき)
Looopでんきは基本利用料がかかりません。通常、電力会社では基本利用料がかかりますが、それを無料にし、代わりに電気料金の単価を少し高くしてある、という感じです。
ですが、大手電力会社の第3段料金(300kWh~)の電気の単価よりは安く、300kWh以上使っている人は安くなる可能性が大です。料金シミュレーションをしてみて下さい。
また、契約アンペアを増やしても基本利用料が無料なので、これはかなりの利点です。「アンペアを増やしたいけど、基本料金がなぁ」と思っている人には最高の電力会社です。
短時間だけ色々な電化製品を使う事が重なってしまい、ブレーカーが落ちてしまう人はアンペアを上げて Looopでんきにするという手も良さそうです。
契約期間は1年間ですが、期間内でも解約金はなし。良いですね。
スマ電
基本料金が大手電力会社のものから300円ほど安くなります。電力量の単価もほんの少し安い。
電気料金のなかで、基本料金の割合が大きい人、つまりあまり電気を使わない人は安くなる可能性が大です。
スマ電も基本料金が0円のプランがありますが、これは深夜から早朝に電気を多く使う人向けのプランで、ちょっと利用が難しいです。
契約期間は6ヶ月の自動更新です。
今回は「@niftyでんき」を試してみる
私が調べたときは「@niftyでんき」が価格コムでキャンペーンを行っていて、「月額1100円引き x 12ヶ月」となるキャンペーンが一番電気料金が安くなりそうでした。
電気の単価はほんの少し安い程度ですが、キャンペーンでの値引きが大きいです。
ただ、@niftyでんきは Nifty のSIMカードかインターネットなどの契約をしていないと利用できません。
新規利用者は Nifty の基本料金コース(ダイヤルアップのプロバイダ)との契約を勧められます。@niftyでんきの利用中はこの料金は掛からないとのことです。
年間で10000円ほど安くなればいいな、と期待しています。
@niftyでんきは契約の最低利用期間がなく、解約手数料がありません。素晴らしいですね。
もし電気代が高くなってしまってもすぐに契約を切り替えられますので安心です。
ちょっと試してみます。