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Thunderbird を使っている人は「フォルダの最適化」に気をつけよう。メッセージが自動的に削除されてしまう

Windows でメール扱うソフトに Thunderbird を使っている人もいるでしょう。私もそのうちの一人です。しかしその Thunderbird を IMAP で使っていると、ゴミ箱に入れたメッセージが自動的に削除されてしまって困っていました。

大体1ヶ月前のメールから削除されてしまっていました。下のステータスバーには「メッセージ x件を自動的に削除しました」などという表示がパッと表示されます。そんな設定にしていないのに…。

さて、今回この問題が解決したかもしれません。今まで Thunderbird の日本人ユーザーはほとんどいないと思っていたので、日本語では Google 検索をしていませんでしたが、この度日本語のサポートフォーラムがあることを発見しました。

ここで解決策を見つけられました。この問題を直接的に質問したスレッドは無かったのですが、役に立つコメントがありました。

MozillaZine.jp フォーラム • トピック - 受信したメールが一部消失 http://forums.mozillazine.jp/viewtopic.php?f=3&t=14156&p=49814#p49814

メッセージを自動的に削除する設定とは

Thunderbird でメッセージが自動削除される場合の設定は下の通りです。

  • POP でメールを使っている人は受信時に削除するようにしている。または30日後に削除するなどとしている。(ただし、これはローカルにあるメールの自動削除とは関係ありません)
  • ディスク領域の確保、つまり「フォルダの最適化」を行っている
  • フォルダの「保管ポリシー」で自動削除させている

私は IMAP でメールを使用しており、ゴミ箱内のメールが削除されてしまっていました。IMAP なのでメールを受信時に削除していないし、保管ポリシーも問題ない。この原因は、「フォルダの最適化」でした。

フォルダの最適化 | Thunderbird ヘルプ

最適化はどのように作用しますか?

フォルダの最適化は、まず Thunderbird がディスク上の既存の MBOX ファイル (例えば Inbox ファイル) を開きます。MBOX メール形式の規則を基に、一度にファイル内の 1 件のメッセージが読まれます。

メッセージが現存している場合、そのメッセージは Nstmp と呼ばれる新しい一時的な MBOX ファイルにコピーされます。
メッセージに削除マークや移動マークが付けられている場合、そのメッセージはスキップされ、次のメッセージを読みます。
この処理がフォルダ内のすべてのメッセージに対して繰り返されます。すべてのメッセージが処理された後、元のメッセージを格納したファイルは削除され、上記の新しいファイルと置き換えられます。そして、このファイルがメッセージファイルの新しい index (例えば Inbox.msf と呼ばれるファイル) に引き継がれます。

つまり、削除ボタンを押したメールは、「最適化」によって完全に削除されるということです。この「フォルダの最適化」が行われる「ディスク領域の確保」はデフォルトで ON になっています

自動削除されないようにしよう

自動削除設定を確認しましょう。

POP でメールを使っている人は、メール受信時の設定を確認。

「アカウント設定」→「<アカウント名>」→「サーバ設定」→「サーバ設定」

「ダウンロード後もサーバにメッセージを残す」「30日後に削除」などお好みで。POP を使っているので、通常はメールサーバーにはメールをずっと残さないでしょう。

ディスク領域の確保、つまり「フォルダの最適化」をしないようにする。

f:id:arityk:20160103213105j:plain

メニューの「ツール」→「オプション」→「詳細」タブ→「ネットワークとディスク領域」タブ。

フォルダの最適化を行うように、デフォルトではチェックが入ってしまっています。

アカウント毎の「フォルダの最適化」もチェックする。

f:id:arityk:20160103213152j:plain

「アカウント設定」を開き、「同期とディスク領域」。

「メッセージを自動削除しない」にチェックが入っていますか?

フォルダ毎の「保管ポリシー」をチェック。

メールが自動削除されてしまうフォルダを右クリックし、「プロパティ」→「保管ポリシー」。

通常は、「アカウント設定に従う」になっているかと思います。

おわり

この「ディスク領域の確保・開放」、「フォルダの最適化」はものすごく分かりにくい表現です。サポートフォーラムで言及されていなければ、Thunderbird を使うと何故かメールが自動削除されてしまうと思っていたことでしょう。

しかし、この問題はユーザーの所為ではなく、明らかにソフトウェア側にあります。「フォルダの最適化」を行うとメールが自動的に削除されることを明記しておくか、「フォルダの最適化」というプラスに取れる表現を止めた方が良いでしょう。

「フォルダの最適化」はつまり「削除ボタンを押して削除フラグを立てたメールを完全に削除する」ということです。全員が「ゴミ箱」フォルダを使っているとは限らないので細かく言うと表現が難しくなりますが、それを恐れずに言い換えると、「ゴミ箱内のメールを削除して、使用しているディスクスペースを開ける」ということですね。