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MixHostとエックスサーバーはどっちがいいか。速度テストで比較する

借りているレンタルサーバーの更新期日が迫り、レンタルサーバーの比較の時期です。

レンタルサーバーは基本的には「エックスサーバー」か「さくらインターネット」を選んでおけばそんなにはずれはありません。

私は現在さくらインターネットの「レンタルサーバー スタンダードプラン」を使っています。Wordpress で記事を書いて「投稿」ボタンを押してから完了するまでちょっと遅く、このサーバーにしてからずっと気になっていました。

それ以前は「さくらインターネットのVPS」CPUx3/メモリ2GBプランを使っていたので、それと比較してしまうと当然遅いのですが、それにしても遅いなと。もう一回投稿ボタンを押したくなってしまうくらいの遅さ。

それで次はどのレンタルサーバーにしようか考えたのですが、VPS はもう避けます。メンテナンスが面倒なので…。

選択肢を3つに絞る

今回は人気の「エックスサーバー」と、話題の「MixHost」、そしてある意味話題の「Zenlogic」の3つに絞りました。

この3つはどれも無料の独自SSLを使えるのでこれを選びました。もうSSL化が重要になってきていて、せっかくなら無料のSSLでも導入しておきたいです。

現時点(2017/4)での同価格帯のサーバーを並べますと、こんな感じになります。

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税抜きの価格です。

エックスサーバーのスペックは私が無料体験の時に割り当てられた新サーバーのものです。

Mixhost と Zenlogic は VPS のように占有できる CPU とメモリを与えられます。メモリ 1GB というのがちょっと心許ないような気もしますが、Mixhost によるとこのプランは 100万PV/月 まで大丈夫らしいです。

ここで、Zenlogic を候補から外します。理由は、1つは、Mixhost の方がスペック的に安心。

そして、Mixhost と Zenlogic はプランを簡単に変更できるのですが、Mixhost の1つ上のプランが2000円に対し、Zenlogic は1つ上のプランがほぼ変わらない性能で3000円。

Zenlogic の「プランS」は期間限定の一番安いプランですが、Zenlogic は中小企業を対象としたレンタルサーバーで、全体的にレンタル料がちょっと高いです。

また、Zenlogic はファーストサーバが運営しており、2012年にサーバーの全データを消失させた強烈な印象は簡単にはぬぐえず、どうしても使うのに二の足を踏んでしまいます。再発防止の対策はしているんでしょうけどね。

Zenlogic の障害情報を見てみると、月に数回、数十分~数時間サーバーが停止するようです。長いです。

Googleで検索しても Zenlogic を使っている人の情報がほとんどヒットせず、ちょっとやめておきます。

Mixhost も障害情報については褒められたものではなくて、障害情報を外部から見られないようにしています。ログインすると見られます。

2017/2 に結構大規模な障害があり、その被害を受けた人は3ヶ月利用期間が伸びたようです。

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2017/4/8 の時点。アップタイムが短い。

障害がほとんどないなら障害情報を外部に公開するはずです。障害情報はしっかりと報告してくれているサーバーの方が好感が持てます。その点 Zenlogic はしっかり報告はしています。たぶん。

エックスサーバー vs Mixhost

さて、二つに絞り込めました。

「Mixhost」を検索すると「Mixhost がすごくいい」というブログばかりがヒットしますが、どれも大した事が書かれておりません。

データで比較してくれていたサイトがほんの少しだけあり、そこが参考になりますが、エックスサーバーと Mixhost はそんなに優劣に差があるわけではないようです

エックスサーバーについて調べてみると、このサーバーでは何か負荷を掛けてしまうと問答無用にサービスを制限してアクセスと負荷を減らし、サーバー契約者にメールで通達するようです

そして契約者は注意された部分に対して行った対策を伝え、エックスサーバーがそれをチェックし、1週間ほどして問題なければ制限が解除となるようです

エックスサーバーは魅力的ではあるのですが、私にはこれがちょっと高圧的に感じ、マイナスポイントです。

サーバー運営側からすると負荷を減らすのは当然だと思いますが、制限解除が遅すぎます。

大量のアクセスがあるわけではない私のサイトではそんなに負荷が掛かるとは思わないのですが、Wordpress で関連ページを見つける関数やプラグインだけでも負荷が掛かって制限された話があり、意外と制限の閾値が低そうに感じます。

なお、Mixhost は HTTP/2 に対応していて、せっかく SSL を導入するなら HTTP/2 と組み合わせて高速化できれば理想的です。

パフォーマンステスト

ここで、両方で無料体験をして、簡単なパフォーマンステストをしてみました。

借りてすぐ、ただ Wordpress をインストールした状態です。

PHP はバージョンを最新のものにしました。エックスサーバーは 7.0.9 、Mixhost は 7.1。PHP はバージョン 7 で数倍速くなったらしいです。

Google Insights

Mixhost からテスト。

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すごく良い結果です。エックスサーバーはどうでしょう?

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結構差があります。エックスサーバーはデータの圧縮をしていないようです。

また、応答速度が Mixhost は 0.46 ~ 0.61 秒に対し、エックスサーバーは大体 1.1 秒かかりました

これでは勝負になりませんので、エックスサーバーでの圧縮を調べてみると、「mod_pagespeed」を有効にすると圧縮が有効になるようで、これを ON にしてみます。

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mod_pagespeed が OFF の状態に比べると10点ほど点数が上がりました。

つまりエックスサーバーは設定で一手間加えなくてはならないようです。Mixhost は特に何もしなくて大丈夫そうです。

この後、無料のSSLサーバー証明書を作り、HTTPSでの接続でどうなるかも試してみました。

何回かテストしてみて、結果はこんな感じに。

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中央値を採っていますが、ばらつきが多いのはエックスサーバーでした。調子が悪いと上の点数を10点下回ることも。Mixhost の方が安定しているようです。

GTmetrix

次は GTmetrix を試してみます。

まずは Mixhost。HTTP接続、HTTPS接続の両方を行いました。

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次はエックスサーバー。

初期状態、mod_pagespeed を ON にしたもの、その状態でHTTPS接続の3つ。

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そんなに結果は違いません。Mixhost の方が0.2秒ほど、ロード完了が早いです。ただこれが何百も繰り返し行われるため、この小さな違いが大きく出ます。

エックスサーバーはやはり mod_pagespeed を ON にすると劇的に効果があるようです。

HTTPS接続は Mixhost だとほんの少しページのロード完了が早くなるようです。今回テストした Wordpress は初期状態なのでほぼコンテンツがありませんが、もう少し読み込むものが多くなったときにはもっと HTTP/2 の効果が出ると思います。

今回は MixHost に決定

簡単なテストですがやってみると MixHost の方が性能が良さそうです。

MixHost ならプランの変更が簡単なので、性能が必要ないとき、必要になったときにプランを変更してその時の状況にあった料金にできそうです。

MixHost は使えるディスク容量が少ないのですが、私は今のところ 10GB ほどあれば大丈夫です。もっと容量が必要な人はエックスサーバーにしないとならないでしょう。

障害については、エックスサーバーの方が少なく、安定しています。大きなサイトになればなるほど障害がない方がいいですから、その観点からは MixHost は選びにくいでしょう。たくさんアクセスがあり、安定したサーバーが欲しい人は選ぶべきはエックスサーバーでもないかもしれません。

今回は MixHost にしてみます。