世界のことを知りたい

読書習慣を付けたい。…マンガも本だよね?

「Z-LIGHT」と迷ったけど、興和のルピナス「EL263-WH2」を購入。面発光で目に優しい気がするが…。シェード幅の大切さを再確認

デスクライトを色々と検討した末、興和のルピナス「EK263-WH2」を購入しました。


興和 【LUPINUS】 「多重影ができにくい」 大型面発光LEDアームライト(クランプタイプ) ホワイト EK263-WH2

現在使っているコイズミファニテック「SCL-357」もなかなか良かったのですが、調光ができないのが気になっていました。ちょっと明るすぎてまぶしく感じるときがあるのです。「SCL-357」については以前クランプの話の時に少し書いています


KOIZUMI(コイズミ) LED モードパイロットスリムアームライト 【調色可能 折りたたみ式 1134ルーメン】 SCL-357

最近は調光・調色できる製品が多いのですが、何故か1万円台の製品はその機能を持つものが少なく、安い製品の方が高機能だったりします。

JIS規格AA形を満たす明るいデスクライトは1万円くらいになりますが、意外と調光・調色の二つの機能を併せ持っている製品は少ないです。

3万円以上になるとありますけどね。

人気の「Z-LIGHT」と迷ったけど…

最初は Amazon のランキングで常に上位にある山田照明の Z-LIGHT シリーズのどれかを購入しようと思っていました。


Z-LIGHT LEDデスクライト Z-10N SL シルバー 明るさ2430Lx 連続調光


Z-LIGHT LEDデスクライト ブラック 調光調色モデル Z-N1100B


Z-LIGHT LEDデスクライト 高演色LED ブラック 上締めクランプ付き Z-80PROIIB

この中では一番安い「Z-N1100」は調光・調色の二つの機能がありますが、JIS-A の光量です。JIS-AA ではありません。あとシェード(セード)の幅が狭いです。

Z-LIGHT シリーズを購入する際に一番気になっていたのは、このシリーズの製品のレビュー全てで「ノイズが聞こえる」というコメントがあること。調光機能で明るさMAX以外にすると「ピー」っと高い音が聞こえるようです。

山田照明のサポートに連絡した人は「それは仕様である」との回答があったとのこと。

ノイズが聞こえない個体もあるようですが、私は最近あまり運が良くないのでノイズが聞こえる個体に当たってしまうでしょう。

ということで、山田照明のライトは避けて他社のデスクライトを探しました。

「面発光」の興和のデスクライト

LEDライトは基本的にはまぶしいです。光が直進的で影ができやすいのを普段の使用でも感じています。

まぶしいのを避けるため、多くのLEDライトでは光を拡散させるカバーを付けて光をまろやかにしています。

一方、興和のデスクライトは「面発光」というタイプで、一般的なライトに使われている拡散板とは違い、導光板で面全体が発光するようです。これはとても魅力的です。

f:id:arityk:20190323222851j:plain

コイズミファニテック「SCL-357」は使用時にセード(光源)を見ると奥にLEDライト電球の並んでいるのが見えます。これがまぶしいです。下に写真を載せてあります。

「面発光」を謳った製品には質の悪いものもありますが(中国の安いものは面発光ですらないことが…)、興和のライトは「目に優しい感じがする」というレビューが多く、良さそうだなと感じました。医療向けにも使われているのは信頼度が高いです。

あと光が手前側に出るのも良いです。

f:id:arityk:20190323230852j:plain

ライトの直下で文字を読む人は少ないでしょう。光が手前に出ることで、ライトの光源を直接目に入れないように配置できます。まぶしさが抑えられます。

さらに、興和のライトはグレアを抑えてくれるようで、これも良さそうです。

f:id:arityk:20190323231217j:plain

良いことばかりですね。今回はこのシリーズの「EK263-WH2」を購入しました。

ちなみに高い製品で気になっていたものは

ちなみに、高い製品の中では YAMAGIWA の「Rebio(レビオ)」が気になっていました。


Rebio(レビオ) LEDタスクライト YAMAGIWA(ヤマギワ) クランプタイプ (ブラック)

平均演色評価数がRa97。ずば抜けています。目にも優しい光らしい。アームが長いのも良い。しかも定価38000円ほどで、高すぎない価格です。演色性能が高い製品はもっと価格が高いことが多いです。

ただ気になるのは「器具光束が 467lm」と「色温度が 3000K」ということ。ちょっと暗めのライトと、光の色が赤っぽいワケです。

でも公式サイトなどを見ると本の紙の色はそんなに赤くなっていません。不思議。この製品のレビューもほとんどないので今回は止めておきます。

あと、SWAN の「LEX-980」も気になっていました。「器具光束 820lm」「色温度 5000K」「演色性 Ra97」と、とても良さそうなスペックです。


SWAN 高演色Ra97 LED デスクライト 調光機能 クランプ式 LEX-980BK

しかも値段が定価16000円ほど。安いです。アームが長いのも良さそう。ただ面発光ではないことと、今は発売したばかりでレビューがありません。ちょっと様子見です。

あと SWAN はあまり使っている人が多くないし、公式サイトを見てもライトの見やすさなど、製品の優位性について全く説明していません。SWAN が販売している製品を見るとインテリア的なライトが多いため、性能については二の次というような印象を受けます。

あれ、暗いよ…?

購入した KOWA「EK263-WH2」が届きました。

点灯して初めに思ったのは、「暗い」「小さい」。今まで使っていたコイズミファニテック「SCL-357」より暗いのです。サイズは2分の1ぐらいに感じます。

KOWA「EK263-WH2」は公式サイトには「照度(40cm下面): 1,600 lx(最大点灯時)」と書いてあります。

コイズミファニテック「SCL-357」は「照度: 1,100Lx (測定高 500mm)」で、4500K の色の時は「照度: 約1,200Lx」とあるので、40cm下面で 1200Lx くらいでしょう。

…うーん。不思議ですが、私の感覚だと光源直下でも「EK263-WH2」の方が暗い。この二つのデスクライトを並べて点灯させると、完全に「SCL-357」の方が明るいです。

不思議です…。

面発光は見やすいのか

面発光はこんな感じ。

f:id:arityk:20190325150327j:plain

コイズミファニテック「SCL-357」も撮影してみました。

f:id:arityk:20190325150430j:plain

写真を比べて貰うと一目瞭然です。「SCL-357」はLED電球が並んでいるのが見えますが、「EK263-WH2」は電球が全く見えず、面全体が一律に発光しています(写真はLED電球を見やすくするために露出を下げてあります)。

面発光は確かに目に優しい感じがします。LED電球の光が直接目に飛び込んでくる感じがありません。

ただし、今回は「EK263-WH2」の方が光が弱いため、目に優しい感じがした可能性があります。同じ明るさでは比べられていません

やっぱりシェード幅が広いライトが良い

KOWA「EK263-WH2」の発光面の横幅が 34cm ほど。一方、コイズミファニテック「SCL-357」は発光面の横幅は 60cm ぐらいです。

光の横の広がり方が全く違います。「SCL-357」からすると、「EK263-WH2」は「点光源か?」と思ってしまうほど。

シェード幅が広い方が良いと言うことを悪い方向で再確認してしまいました。「シェード幅(セード幅)」はライトの傘全体の幅のことで、発光面の幅とは少し意味が違いますが、基本的にはシェード幅が広い方が発光面の幅も広いです。

シェード幅が広い方が「均斉度」に優れ、広い面を同じくらいの明るさで照らしてくれます。

デスクライトを選ぶときはシェード幅が本当に重要です。

時間をかけて選んだけど、使わないかも…

結構時間をかけて選んで買った KOWA「EK263-WH2」ですが、コイズミファニテック「SCL-357」の方が机全体を広く明るくできるため、出番がありません。

KOWA「EK263-WH2」は Z-LIGHT シリーズとシェード幅は同じくらいだと思います。これらのライトはコイズミファニテックの製品とは比べない方が良いかもしれません。

面発光がうんぬんよりも、シェード幅の方が大事だと分かりました。机を広く照らしたいならシェード幅が広いものを選ばなければなりません。

KOWA「EK263-WH2」は親にでもあげよう。


興和 【LUPINUS】 「多重影ができにくい」 大型面発光LEDアームライト(クランプタイプ) ホワイト EK263-WH2


KOIZUMI(コイズミ) LED モードパイロットスリムアームライト 【調色可能 折りたたみ式 1134ルーメン】 SCL-357


Z-LIGHT LEDデスクライト Z-10N SL シルバー 明るさ2430Lx 連続調光