脱「みんなのドメイン」。応援していたけれどもうダメだ
ドメインを取得する際にすこし調べたことがある人なら分かると思いますが、「みんなのドメイン」というレジストラーがあります。ドメインを取得できるサイトです。
数年前にサービスを開始し、GMO 傘下ではないレジストラーとして少し話題になり、そして料金も安くて使い始めた人が多かったと思います。私も応援しながら使っていました。
しかし、最近では「みんなのドメイン」のサイトに繋がらなくなったり、「みんなのドメイン」のサイトのドメイン(minnano-domain.com)の更新が失効ギリギリまで行われなくなったり、 2016/1 に価格の改定があって他のレジストラー並みの価格になり、魅力が激減しました。
サイトもずっと仮営業状態だし、見づらいし、使いづらいし、不具合の報告やお知らせがほとんどなく、安心感が持てません。
「みんなのドメイン」のドメインが期限切れ
ちなみに2015年に「みんなのドメイン」のサイトに繋がらなくなり、「みんなのドメイン」のドメインが更新切れギリギリになったときの報告は下のもの。
「皆様方におかれましても、ドメインの残存期間や更新は余裕をもって行っていただけますようお願い申し上げます。 今後ともご指摘、ご指導宜しくお願い申し上げます。 」。
この言葉にはあきれてしまいました。「皆様方におかれましても」ということは、「私達もそうでしたが」と告白しています。minnano-domain.com の更新がギリギリでしたからね。
この時にはもう「みんなのドメイン」がこのまま消滅するのではないかと心配になりました。私が「みんなのドメイン」にドメインを移管したのが9月でサイトが繋がらなくなる少し前だったので、この騒動の時は不安でした。
ドメインは移管したあとにすぐまた移管することができないというルールがあるのです。なので私はこの騒動の時にどうすることも出来ませんでした。「みんなのドメイン」のサイトにアクセスできても移管できないのです。
[一句]
みんなのドメイン 移管できずに ぼく静観
韻を踏んでみました。
その後、取りあえず「みんなのドメイン」は自社のドメインを更新し、サービスが継続することになりました。
でももう本当に信頼できません。いつサービスが終わるか分かりません。「みんなのドメイン」で自分のドメインを管理しているときに、もし「みんなのドメイン」が突然サービス終了となったら、上位レジストラーである eNom に連絡を取らなければならないようです。面倒そう…。
移管を決意。
円高傾向なので海外のレジストラーへ
「みんなのドメイン」を脱出しようと機を見計らっていました。今回移管するドメインは海外のレジストラーが安く、そちらへ移管しました。
最近は円高傾向にあるので、今がそのタイミングだと思って移管しました。もっと待っていればもっと円高になるかもしれませんが、ドメインの期限も迫っており、このあたりで移管。
海外のレジストラーは基本的には Private Whois(Whois 情報を隠すサービス)が有料なのでご注意を。それを考えるとやっぱり「お名前.com」の方が安くて楽だ、ということが多いです。
結局ドメインは「お名前.com」で取得するのが楽ではありますね。Whois も無料で隠せるし、料金も安いし。