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「ポメラ」って何で売れているんだろう? ずっと不思議だった

知る人ぞ知る「ポメラ」というガジェットがあります。テキスト入力・記録をするためだけのガジェット。

最新版はこちら。


キングジム デジタルメモ「ポメラ」DM200(ブラック) DM200

シリーズで初めて無線LANが搭載されたようで、データのやりとりが楽になったようです。

一応これまでのポメラも載せておきます。


キングジム デジタルメモ ポメラ DM100 ブラック


キングジム デジタルメモ ポメラ DM20クロ リザードブラック


キングジム デジタルメモ ポメラ DM10 パールホワイト

昔のポメラは小ささを重視して折りたたみキーボードでしたが、これが評判が悪かったようで、折りたためないキーボードに切り替えて質を上げていっているみたいです。

ポメラは2008年に発売され、下の記事によると 2016/10 までに累計30万台以上売れているとのことです。

なぜ人気が衰えないのか? テキスト入力端末「ポメラ」の秘密 (1) ついに無線LANに対応 | マイナビニュース 

この記事はタイトルの通り「なぜ人気が衰えないのか?」に答えた記事ではなく、新製品の紹介なのが残念です。

ポメラが発売された頃、私はこんなの売れないよと思っていました。テキスト入力だけって…。みんながスマートフォンを持ちつつある昨今、どうしてポメラを買う人がいるのでしょう? スマホで全部できるじゃないか。

インターネットに繋がらないのが利点

たくさんある Amazon のレビューをざっと見てみると、どうやら「テキスト入力に集中できる」ことが人気の秘訣みたいです

どういうことかというと、PC やスマートフォンなどではインターネットが出来てしまうため、どうしてもそちらで気を取られてしまう。調べ物をするときにもインターネットを使うと、そこから他のページに行ってしまう。

よく分かります。文筆家はインターネットがない場所に行ったり、インターネットを使えなくして仕事をしていると聞いたことがあります。文筆家だってインターネットをさまよってしまう。インターネットはそれだけ遊びの魔力を秘めているのです。

そんな状況の中、ポメラを使えばインターネットが出来ません。インターネットができないから、作業に集中するしかありません。

しかし辞書を調べたいときもあるでしょう。ポメラには辞書が内蔵されています。これは大きなポイントですね。辞書で調べたいときにもインターネットが必要ない。

私もスマホにネットを必要としない辞書のソフトをインストールしています。サーバーとデータをやりとりすることなく、素早く調べられて便利です。

ただポメラに入っている辞書は国語、類語、英和、和英だけですけどね。百科事典があればもう最高でしたね。

文筆業の人に売れている様子

なぜ人気が衰えないのか? テキスト入力端末「ポメラ」の秘密 (1) ついに無線LANに対応 | マイナビニュース

ポメラといえば、ビジネスマンの利用を見込んで設計されたものだが、特に文章を生業とする、ライター、作家といった人から厚い支持を受け続けている。さらには、軽量、コンパクトであることから、女性の利用者も多いことがわかっている。今回の新製品も同じ層がターゲットだ。さらには最も売れた初代発売から8年が経過していることから、買い替え需要も狙っているという。だからこその全面見直しで、前回の製品から5年の歳月を経て、ユーザーの声を整理し、形にしたものなのだ。

私の周りにはポメラを知っている人の方が少ないと思います。ポメラのことを話すと犬のことを話していると思われてしまうことでしょう。

女性利用者もいるようで、女性でポメラを使っている人をちょっと見てみたい気がします。

スマホではテキストの入力が遅いし、他のことをして遊んでしまう。電車の中などでちょっとだけ文字を打ちたい。ノートパソコンを開いて文字を打つのは心理的に重い。出先でちょっとだけ文字で記録したい。

そんなときにポメラが必要とされるのでしょう。ポメラが人気の理由を知るとちょっと欲しくなりますね。確かにあれば便利そう。

これを買った人がどうやって使っているを知り、何故売れているかちょっと分かりました。


キングジム デジタルメモ「ポメラ」DM200(ブラック) DM200