Realforce R2のAll 30g静音モデルを購入。NiZ/Plum と比べてどうなのか
東プレ Realforce の R2SA-JP3-BK を買ってみました。R2(第二世代)の All 30g 静音モデルです。
東プレ REALFORCE SA R2 日本語112キー 静電容量無接点方式 USBキーボード 静音/APC機能付き 荷重30g 昇華印刷(墨) かな表記なし ブラック R2SA-JP3-BK
今のところこれが Realforce の最上位モデルです。無線版を待とうかと思ったのですが、まだ販売の予定も発表されていないので、無線が必要なら後で買えば良いかと考えて有線版を購入。
無線版はたぶんテンキーレスになるのではないでしょうか。持ち運ぶにはフルキーボードは大きすぎます。HHKBのように無線のみの接続でないと良いですね。
テンキーレスのキーボードは私もずっと使っていたのですが、PCゲームはもうあまりやらないし、テンキーがあればそれはそれで便利ですし、荷重30gのテンキーだけを買うとまた1万円以上かかりますし、フルキーボードにしました。
付属品はスペーサーだけかと思っていたのですが、Ctrl キーと Caps Lock を入れ替える人用に、通常の Crtl キーのサイズの Caps Lock と書かれたキーキャップ、Caps Lock のサイズの Ctrl のキーキャップが入っています。後はキーキャップを抜くための道具。
NiZ のキーボードと比べて、その打ち心地は…?
先日 NiZ の Plum というキーボードを買ったのですが、もう少しキーが軽いキーボードが欲しくなって R2SA-JP3-BK の購入に至りました。
NiZ 静電容量無接点方式 35g荷重 USB/Bluetooth 4.0両対応 コンパクト プログラマブル 英語配列 PBT キーキャップ 多機能 キーボード (84 Keys)
Plum は All 35g の荷重です。これでも普通のキーボードに比べるとかなり軽い部類です。
しかし、Plum は 35g でもなかなか打鍵感があります。私の場合、左手の方が筋力が無いため、左手の入力がちょっと重い。右手は35gでもいいかなぁと思えますが。
もっと打鍵感がない方がキーを打つのが楽だろうと思い、もっと軽い30gにしました。
さて、Plum 35g と比べてどうだったのか。
ファーストタッチは、はっきり言ってしまうと、「あれ、Plumの方が良いかも…。購入したのは失敗か…?」。
R2SA-JP3-BK は、何と言ったら良いのか、打ち心地がぐにょっとしています。ゴムのボタンを感じるというか。
キーの沈み方をちょっとグラフにしてみました。
あくまで感覚的なグラフです。
R2SA-JP3-BK (30g) は始め、ゴムが膨らんだようなボタン(ラバードーム)を押している感じで、抵抗が結構強く、なかなかキーが下がりません。しかし、キーを押す力を増していくと、突然ストンと落ちる感じ。メンブレンキーボードの押し心地の印象が少しあります。
Plum (NiZ) 84keys (35g) の方は、押し始めの方が抵抗力は強いものの、全体的にリニアな押し心地。押せば押しただけキーが下がります。
R2SA-JP3-BK (30g) はキーに指を乗せただけでキーが反応してしまうのを避けたためか、押し始めはキーが結構重いなぁと感じます。でも最終的には Plum (NiZ) 84keys (35g) よりも使う力はちょっと少なくて済む、という感じ。
R2SA-JP3-BK (30g) の抵抗感はゴムっぽい。キーがぐにょっとしている。Plum (NiZ) 84keys (35g) は押し心地がリニアなせいか抵抗感はあまり感じません。
たぶん、人によっては Plum (NiZ) 84keys (35g) の方がキーが軽いと感じると思います。
キーが反応する位置を浅くする Realforce のAPC(Actuation Point Changer)機能、NiZ / Plum ではトリガー設定の機能を使って、反応の位置を浅くしてみると、キーの下がり始めまでに使う力が Plum シリーズの方が少ないため、Plum (NiZ) 84keys (35g) の方が軽く感じます。
R2SA-JP3-BK (30g) はキーが下がるまでに抵抗感がありますので、軽い30gでもゲーム用にも使えると思います。これまでは30gはゲーム用に軽すぎるという意見が多かったのですが、この抵抗感ならゲームに使えます。
ゲーマーにも Realforce を買って欲しいのかもしれません。ゲーマーはテンキーがない方が好きだと思うので、早くテンキーレスを発売しないといけませんね。
キーボードのサイズの違いはこんな感じ。さすがにフルキーボードは大きいです。
スペースキーが重い [追記あり]
R2SA-JP3-BK (30g) はスペースキーが重いです。スペースキーだけ荷重が2~3倍あるように感じます。通常のキー、Fとかとまったく重さが違い、2~3倍ぐらい重いです。
また左SHIFTと右SHIFTも重さが違います。
これは何なのでしょう…? こういう仕様になっているのでしょうか。これでは All 30g ではないです。
[追記]
スペースキーにはスプリングが入っていて重いのだと分かりました。こちらの記事を見て下さい。
全体的に R2 の方が打ちやすい
Plum と第二世代の Realforce を比べてみると、文章を打ちやすいのは R2SA-JP3-BK (30g) です。
キーとキーを同時に押してしまうことが少ないのです。これはたぶんキーキャップとステップスカルプチャー構造がより良いからでしょう。
キーボードを横から見てみます。
ちょっと分かりにくいかも知れませんが、R2SA-JP3-BK の方がキーの傾きが大きいです。このため、それぞれの行のキーの段差が Plum よりも大きい構造になっています。
このおかげでキーの打ち間違えが少ないのでしょう。
あと、キーの高さですが、机からスペースキーの上面までの高さは Plum は 3cm を少し超えるくらいありますが、R2SA-JP3-BK は 2.5cm くらいです。上の写真でも分かりますが、Plum (NiZ) 84keys よりもキーボードが薄いため、手首が楽です。
なお、静音に関しては Plum も良かったのですが、R2 の静音も負けていません。R2SA-JP3-BK の方がキーを弾いたときのカチャッという音は高いのですが、弾かないように叩くとほとんど音がしません。
キーの音を「サク」っと表現するとサ音がちょっと違う…。…「ザク」の方が近いですね。「ザク」を低い声で言ったときの感じです。「ザクザクザクザク…」。
まぁキーを早く打とうとするとどうしてもキーキャップを弾いてしまうため、カチャッと言う音は鳴ってしまいます。全体的には静音は Plum (NiZ) 84keys の方がちょっと勝っていると思います。
コスパは Plum の勝ちだけど…
コスパを考えると1万数千円で買えてしまう NiZ / Plum のキーボードの方が良いという判断になってしまいます。
ですが、東プレの良いところは先ほど見たキーの傾きの部分とか、キーキャップの滑り難さだったり、見た目のかっこよさという、細かなところにもあります。
第一世代よりもキーボードが省スペースになったのも良いですね。「省スペース」で思い出しましたが、キーの深さを物理的に浅くするためのキースペーサーは使うのがちょっと大変です。
キーキャップを全部外してからキースペーサーを入れないといけないため、この手間が何とも。時間があるときにやってみます。
私はメインで使うキーボードはこの R2SA-JP3-BK に決めました。隣のキーまで押してしまうのを防いでくれるこの構造はすごく良いです。
そういえば、 Plum (NiZ) 84keys はUS配列のキーボードでした。 R2SA-JP3-BK は日本語配列。私は日本語配列のキーボードの方が合っています。Enter キーが大きくて良いです。
Back Space キーはUS配列のキーボードの方が大きいのですが、キーが横に大きくてもそんなに意味がなく、それよりは縦に大きいと押しやすくなります。Enter キーは日本語配列のキーボードだとすごく押しやすいです。
Realforce シリーズは今後、第2世代の Realforce の種類が増えていきますので楽しみですね。
東プレ REALFORCE SA R2 日本語112キー 静電容量無接点方式 USBキーボード 静音/APC機能付き 荷重30g 昇華印刷(墨) かな表記なし ブラック R2SA-JP3-BK
東プレ REALFORCE SA R2 日本語112キー 静電容量無接点方式 USBキーボード 静音/APC機能付き 荷重30g 昇華印刷 かな表記あり アイボリー R2SA-JP3-IV
東プレ REALFORCE R2 日本語108配列 静電容量無接点方式 USBキーボード 荷重45g レーザー刻印 かな表記なし ブラック R2-JP4-BK
東プレ REALFORCE R2 日本語108配列 静電容量無接点方式 USBキーボード 変荷重 昇華印刷 かな表記あり アイボリー R2-JPV-IV
東プレ キーボード REALFORCE91UG-S 日本語カナなし 91keyテンキーレスUSB 静電容量無接点 昇華印刷 静音モデル ALL30g荷重 ブラック/グレー NG31BS